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「樹木葬」で里山保全=元総務相・増田寛也(毎日新聞)

時代の風:「樹木葬」で里山保全=元総務相・増田寛也
http://mainichi.jp/opinion/news/20130519ddm003070159000c.html

かつては日本各地で見られた里山の風景が消えて久しい。 高度成長期に里山の経済的価値が失われると急速に荒れ、陽光の届かぬやぶや雑木林に変化した。

風景の変化は生態系の変化に連なり、今や貴重な在来種の絶滅と外来種の蔓延(まんえん)が危惧されている。 こうした中で多様な生態系を保全し、里山をよみがえらせようとする試みが始まっている。

岩手県一関市、北上川水系磐井川の支流・久保川流域で活動する「久保川イーハトーブ自然再生協議会」もその一つである。

会長の千坂げんぽうさんは市内の名刹(めいさつ)の住職であるが、 20年ほど前から久保川流域の生態系保全活動のリーダーとして活動している。
荒れた雑木林で、地域の人々の協力を得ながら間伐や落ち葉のかき出しを行うと多様な下層植物と昆虫がよみがえり、 それまで日照不足で開花できずにいたニッコウキスゲが一斉に開花するようになった。

また、地域の水田の畦畔(けいはん)にはセンブリ、ショウジョウバカマ、カタクリなどの山野草、 ため池にはジュンサイなどの水草、今では絶滅が危惧される植物が普通に生育している地域であることも判明した。
そこに、外部からセイタカアワダチソウやセイヨウタンポポが侵入し始めると、いち早くその除去活動を行うとともに、 都会の人々に里山の自然に触れる研修会を開催するなど活動の輪をさらに拡大している。

活動を多面的に継続するには多くの困難がともなう。そこで千坂さんは「樹木葬」を考案した。

「樹木葬」とは地域の里山景観や自然環境を守り後世に伝えるという趣旨のもとで、 墓地として許可された里山に直接遺骨を埋葬するもので、 墓石の代わりに地域の低木からそれぞれ好きな木を選んで墓標としている。

都市周辺では墓地開発が自然を蚕食しているが、ここでは雑木林に墓地を整備すれば里山と里の水辺が再生していく。
1999年の開始当時から大きな話題を呼び、全国に及ぶ契約者は2000人近くになっている。

以上、転載



本来、樹木葬というのは、このような里山保全の一環として行われるべきものですよね。

バカ高い料金の墓石の代わりに、木を植える…まぁ、それはそれでいいのでしょうが、もっと根底に自然への慈しみと大自然への賛歌のようなものがあってしかるべきものだと思います。

でも、現実問題、このような大規模な発想は、県単位、市単位の行政が動いてくれないと、なかなか実現できません。

まず、問題として、「人骨を埋める」ことによる風評被害を懸念される自治体が多いかと考えられます。

地方都市のちょっとした裏山を、自然保護・里山保護のために樹木葬散骨に使えるようになれば、本来的な樹木葬の意味合いが強くなり、みなさん安心して樹木葬を行えるようになると考えております。


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